17.10.2025

サステナビリティ

エースコックベトナム、タンロン工場の着工式を開催 ― 世界進出に向けた新たな一歩

去る2025年10月16日、エースコックベトナム株式会社は、フンイエン省のタンロン第二工業団地にて、タンロン工場の着工式を盛大に執り行いました。
エースコックベトナム株式会社の代表取締役社長、金田弘樹氏は、「これは当社の発展における重要な出来事であるだけでなく、力強く、希望に満ちた新時代の幕開けを印すものでもあります」と語りました。

新時代の発展を担う戦略的プロジェクト「タンロン工場」

2025年、エースコックベトナムはベトナムで初めて商品を販売してから30周年を迎えます。この30年間、当社は国民的ブランドとして数千万人の消費者に愛される「Hao Hao(ハオハオ)」ブランドを筆頭に、即席めん業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立してきました。現在では、40以上の国と地域へ輸出を拡大し、ベトナムの食文化を世界へと広めています。

これらの功績と、消費者の皆様からの信頼、ご支援、ご支持が、エースコックベトナムが更なる努力を重ね、「持続可能な総合食品メーカーとして世界に飛躍する」という新たなビジョンへの一歩を踏み出す原動力となっています。

タンロン工場は、生産能力の向上、国際市場での競争力強化、そして持続可能な発展への熱意を示す、エースコックベトナムの新時代における戦略的プロジェクトの一つと位置づけられています。

金田社長によれば、この新しいタンロン工場プロジェクトは、生産ラインの近代化と供給能力の拡大を計画すると同時に、以下の具体的なテーマを掲げ、グリーン・トランスフォーメーション(GX)とデジタル・トランスフォーメーション(DX)のソリューションを統合することを目的としています。

・先進的な生産・運営技術の導入
・再生可能エネルギー、環境配慮型素材の使用、排出ガスの削減
・生産効率を最適化するための、スマートで自動化された管理プロセスの構築

 

本プロジェクトの総投資額は2兆2000億ドン、敷地面積は10ヘクタールで、生産棟とオフィス棟の2つの主要施設から構成されます。当工場では、即席めんと半製品を生産し、5つの生産ラインで年間7億5000万食の生産能力を持つ計画で、2027年1月からの稼働を予定しています。

タンロン工場は、エースコックベトナムにとって北部地域で3番目、全国では14番目の工場となります。現在、エースコックベトナムは北部地域で2つの工場を稼働させています。

・フンイエン工場:即席めんと春雨を専門に生産し、1,200人以上の従業員が勤務
・バクニン工場:680人以上の従業員が勤務し、フォーやブンなどの米麺製品および半製品を生産。日本市場向けのフォー供給基準をクリアしています。

タンロン工場の着工式は、エースコックベトナムのより力強く、包括的な発展期の始まりを印すものです。タンロン工場は単なる生産施設ではなく、「食を通じた社会貢献、経済成長と環境責任・人々の幸福を結びつける」というエースコックの経営理念の象徴でもあります。

未来への転換

金田社長は、「新しいタンロン工場は、単なる生産施設ではなく、『食を通じた社会貢献、経済成長と環境責任・人々の幸福を結びつける』という私たちのコミットメントの象徴です」と強調しました。

この30年間、エースコックは即席食品業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立し続け、数千万人のベトナムの消費者と共に歩んできました。ベトナム市場に第一歩を記した当初から、当社は「Cook Happiness – 食を通じて社会に貢献する」という使命を貫き、ベトナムの人々の好みやニーズに合った、高品質で安全、便利な製品を提供するために革新を続けてきました。

タンロン工場の着工式は、生産拡大のマイルストーンであるだけでなく、幸福を創造してきた30年の伝統を受け継ぎ、革新を続ける精神を示すものです。2025年、エースコックベトナムは初の商品販売(1995年7月7日~2025年7月7日)から30周年を迎えます。「Cook Happiness Through Innovation」(イノベーションを通じて幸福を創造する)というメッセージを掲げ、当社は引き続き製品品質の向上、創造性の促進、地域社会との連携、そして消費者、従業員、社会にとって持続可能な価値を創造していくことを約束します。