11.03.2024

サステナビリティ

ベトナム・エースコック株式会社、ヴィンロン省に2億米ドル規模の新工場建設の起工式を開催

去る3月8日午前、ベトナム・エースコック株式会社は、メコンデルタ地域において総投資額2億米ドルに上る大規模インスタント食品製造工場プロジェクトの起工式を執り行いました。

ヴィンロン省での新エースコックベトナム工場起工式

同工場はヴィンロン省のホアフー工業団地内に位置し、敷地面積11ヘクタールにわたり、生産工場とオフィスの2棟からなります。ここでは、即席麺、春雨、フォー、ブン、フーティウなどのインスタント食品を生産し、合計17の生産ラインを設置、地元から3,000人以上の雇用創出が見込まれています。当初稼働フェーズでは、9本の生産ラインにより年間約12億食の製品を供給する予定です。本工場は、ベトナム国内でエースコックが建設する12番目の工場となります。

エースコックベトナム幹部と式典の来賓が記念撮影

本プロジェクトの特長は、環境に配慮した設計・建設となっている点です。とりわけ、工場には生産および生活用電力として太陽光発電パネルを設置可能であり、また工場に熱を供給するボイラーにはバイオマス燃料を使用して、環境への負荷を低減しています。

エースコックベトナム社長 兼田裕樹氏の式典でのご挨拶

この新たなプロジェクトについて、エースコックベトナムの兼田裕樹社長は「ベトナムで事業を開始して30年、弊社製品が常に多くの皆さまにご愛顧いただいていることを大変嬉しく思います。そのご支援のおかげで、エースコックベトナムは工場規模と事業活動を拡大し続けてきました。本工場は、今後さらに発展していく企業活動とお客様のニーズに、より一層お応えするために建設されます。また、環境と社会に対しても多くの良い影響を与えることを期待しており、弊社のコアバリューである「3つの幸せ(3H – happy)」――お客様の幸せ、社員とその家族の幸せ、そして社会全体の幸せ――を実現すべく、今後も努めてまいります」と述べました。

現在、エースコックベトナムはホーチミン市、ビンズオン省、ヴィンロン省、ダナン市、フンイエン省、バクニン省に合計11工場を所有し、年間総生産量は34億食以上、従業員数は6,000人を超えています。1993年にベトナム市場へ参入して以降、エースコックベトナムは即席麺業界のリーディングカンパニーであり、多数の有名インスタント麺、春雨、フォー、ブン、フーティウ製品を展開しています。その中でも「Hao Hao(ハオハオ)ラーメン」は世代を超えてベトナムの人々に愛されています。現在、「ハオハオ・インスタント麺」は「2000年以降でベトナム国内最多販売数を誇るインスタント麺ブランド(2000~2023年データ)」「ベトナム国内初・累計販売数300億食突破(2000~2021年データ)」という2つのベトナム記録を保有しており、これらは2023年11月および2021年12月にベトナム記録機構から認定されています。